英検®2級のレベルは本当のところどうなの?

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英検®2級とは

英検®2級は、色々な意味で英語の上級者となるための橋渡しをする級です。

英検®公式サイトの説明では2級のレベルについて以下のように説明されています。

2級は、準2級までしっかりつけてきた力を実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている級で、レベルは高校卒業程度とされています。

CEFRという世界標準の英語力ランクでは2級は、B1に該当するとされています。

B1とは「身近な話題の要点を理解し,興味関心のある話題であれば,短いながらも自分の意見や理由などを述べることができる」レベルです。

2級の次は準1級になりますが、正直言って2級と準1級との間にはかなりの差があります。

準1級では、まれに小学生や中学生が合格したなどというニュースを見かけます。

が、実際のところ高校の英語の先生でも合格が難しいのが準1級です。

しかし2級までは学校英語の勉強の応用で何とかなります。

本当は何とかならないのですが、なるように情報公開するのがこのサイトの目的です。

英検®2級Aって何?

英検®2級には、英検®2級Aという認定グレードがあります。

これは英検®2級Aの試験があるのではなく、英検®2級の試験結果から認定されるグレードです。

そのままいえば、英検®2級の成績優秀者みたいなものです。

海外留学やホームステイ等の申請とか、教育機関での英語力認定に参照されるものです。

さらに詳しくはこちらをご覧ください:2017年度版 英検2級A 留学資格の認定をとる方法

英検®2級の試験内容

試験内容はリーディングテスト、ライティングテスト、リスニングテスト、スピーキングテストの4技能についてのものです。

リーディングテスト、ライティングテスト、リスニングテストは1次試験で、回答をマークしたり書き込んだりする筆記試験です。

スピーキングテストは面接試験で試験官と1対1で会話形式の試験です。

どういう基準で試験されるのかというと、2級の審査基準というものがあり「社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる。」とされています。

したがって、

リーディングテストでは、社会性のある内容の文章を理解することができる。

ライティングテストでは、社会性のある話題について書くことができる。

リスニングテストでは、社会性のある内容を理解することができる。

スピーキングテストでは、社会性のある話題についてやりとりすることができる。

となります。

「社会性」というのがクセ者で、特に学生にとって馴染みの少ない経済や環境やビジネスの語句やテーマが扱われます。

準2級が日常生活だったので、学生の皆さんが2級を難しく感じるのも無理ないところです。

それでは、英検®2級の4技能の各試験内容をみてみましょう。

リーディングテスト

短文の語句空所補充が20問、長文の語句空所補充が6問、長文の内容一致選択が12問です。

おなじみの英語のテストそのものです。

1次試験の最初のテストで、準2級より内容も難しく、問題数も多くなっています。

ライティングテスト

出題されるのは1問のみで、質問に対する答えを回答欄に手で書き込みます。

学校の英作文のテストと同じですが、毎回それなりに難しい出題がされています。

例えば「現代人は電気を使いすぎると言われているが、あなたは同意するか?」という問いかけに対し理由を2つ付けて80語~100語の英語で記述しなければなりません。

リスニングテスト

4択の会話の内容一致選択で15問、文の内容一致選択で15問の合計30問です。

これが10秒間隔で続く怒涛の聞き取りテストです。

1次試験で後半に実施されるテストで、問題数は準2級や3級と同じですが中身(レベル)は別物です。

スピーキングテスト

試験官との1対1の面接試験です。

問題カードの音読と、音読した内容に関する質問が1問、イラストの展開を説明するものが1問。続けて一般的なテーマで意見を求められる質問が2問です。

2次試験のテストですが、試験は約7分間とされていますが試験前に休みの過ごし方とか趣味など聞かれます。

2級の2次試験はなかなかの難易度ですが、毎回合格率はそこそこありますので致命的なミスを犯さないようにすれば何とか合格は見えてきます。

その辺は1次試験後に説明します。

高校卒業程度って…

各テストのレベルは高校卒業程度だということですが、少しとらえどころがありません。

出題内容が社会人向けと言いたいぐらいですが、最近は学校生活のテーマも目につくようになっています。

これだけは注意したいのが、知らない英単語が多いからといって「試験に出る英単語」みたいな本で英単語の勉強に走ってしまわないことです。

英単語なんかと言ってはいけないのですが、参考英文があってもなかなか頭に入らず、覚えた単語は端から忘れてしまい、最後には放り出してしまうことになりがちです。

別の回で説明しますが、英検®2級の1次試験に合格するにはリスニングテストとライティングテストでどれだけ得点できるかです。

リーディングテストはどうでも良いとまでは言いませんが、とにかくリスニングテストです。

そして目鼻がついてきたらライティングテスト対策をやれば良いのです。

ここだけの話、リアルな検定合格塾では「リーディングテストなんてやらなくてもいいよ」という暴言を吐いていますが、それにはしっかりした根拠があります。

英語の勉強をするためではないですよ、「英検®2級に合格するために」です。

社会性をキーワードにまずリスニングテスト。そしてライティングテストに焦点を合わせるべきなのです。

その理由は別の機会に詳しく説明しますね。

英検®2級:Q&A

Q:受かるかどうか事前に知りたいのですが…

A:書籍を購入しなくとも、公式サイトに実際に出題された過去問が3回分掲載されています。

本番通りの時間割でやってみて答え合わせしてみてください。

ただし合否はCSEスコアという指標で判定されます。

ですから合否はわかりませんが60%の得点率を目安にしてみてください。

また、英検級 かんたん測定でオンラインで自分の単熟語と英文法のレベルを確認することができますので参考になります。

またプチ英検で2級をやってみるという手もあります。

参考:プチ英検

公式サイトにプチ英検というサービスがあります。

無料ですので、試してみてはいかがでしょうか?

ただしこれで実際に受かる、受からないはわかりませんが出題される英文や単語のレベルは感覚としてわかります。

あなたの実力は英検何級?アニメーションで手軽に腕試しができる、「プチ英検」をご用意しました。難易度で3つのステージに分かれた「気軽に試して、プチ英検」と、英検の7つの級別にあわせて出題される「級別に試して、プチ英検」の2つを活用して、受験級を決める目安にどうぞ。

プチ英検にURLはこちら:http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/petit/

(どうでも良いことですがプチ英検の「プチ:petit」はsmallとかlightという意味合いのフランス語)

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